夜遅く食べると太るって…人間でも本当?マウス研究との違いを解説🐭

医療者向け


みなさん、おはようございます、こんにちは、こんばんは😊
前回のブログでは、「夜遅くのご飯ってやっぱり太るの??」というテーマで、BMAL1という体内時計に関係するタンパク質が、脂肪の合成に関係しているかも…というお話をしました✍

ただ…「それってマウスの研究でしょ?」と感じた方もいるかもしれません🐭💭

なので今回は!
「マウスとヒトの研究の違いって?人間でも夜食は本当に太りやすいの??」という内容を、一緒に深掘りしてみたいと思います😊✨


🧪マウスの研究で分かってきたこと

BMAL1(ビーマルワン)という体内時計に関わるたんぱく質が、脂肪を合成する酵素を活性化させるって話を前回しましたが…
これは、「BMAL1が活発なタイミングに食べると、脂肪がつきやすい」というマウス実験からわかってきたことです。

ちなみにマウスは夜行性なので、人と昼夜の活動リズムが逆になります。
つまり、マウスで“昼に太りやすい”=人では“夜に太りやすい”と解釈するのがポイント💡


🧑‍⚕️マウスとヒト、研究のここが違う!

🐭 マウスは夜行性/ヒトは昼行性(活動の時間が真逆)
🧬 マウスは遺伝子操作がしやすく、結果が出やすい
👨‍👩‍👧‍👦 ヒトは社会的な要因(仕事、食事時間、睡眠など)が複雑に絡む

つまり!
マウスで示された結果がそのまま人に当てはまるとは限らない💡
だからこそ、ヒトを対象とした研究の結果もちゃんと見る必要があるというわけです!


📚ヒトでも「夜食は太りやすい」って言えるの?

実は最近、人でも夜遅くの食事は太りやすいかもしれないという研究が少しずつ出てきています!

▶ 2024年に発表されたレビュー論文(Springer)では…
・夜遅くに食べる人はBMI(体格指数)が高い傾向📈
・夜にたくさん食べると、空腹感のタイミングがずれて間食が増えやすい🍫
・朝食を抜いて夜にドカ食いするような生活は、体内時計のリズムも乱れやすい🌀

🔗 参考論文(Springer)

つまり…
「夜は太りやすい」って話は、マウスだけじゃなく人でも可能性があるよってことが少しずつ分かってきてるんです😳


📉でもまだ注意!ヒト研究の“限界”にも目を向けて!

ただし!
今回紹介したレビュー論文の中でも、
ヒトを対象とした研究はまだ少なく、サンプル数(n数)も限られているという課題があるとされています💭

「夜遅い食事=太る」という結論が出ているわけではなく、“その傾向が見られてきている”という段階なんですね🧠
なので、現時点ではあくまで参考にしながら自分の生活スタイルに取り入れていくことが大切です✨


🍽 じゃあ、夜遅くなりそうな日はどうしたらいいの?

もちろん、お仕事や家庭の都合で夕食が遅くなることもあると思います。
そんなときは👇のような工夫をしてみましょう💡

🍙 早めの時間に主食を前倒しで食べる
🍳 帰宅後は脂質控えめなおかずを軽めに
🕒 就寝の2~3時間前には食べ終えられると◎

無理な制限じゃなく、時間帯にあわせて調整する意識がとっても大事です😊


✨まとめ

夜遅くのご飯、マウスでは「太りやすい」とされてきましたが、
最近では人間でもそういう傾向が見えてきていることが分かってきました!

ただし、まだ研究段階であり「すべての人に当てはまる!」という話ではありません。
日々の生活スタイルや体調に合わせて、柔軟に活用していく意識がとても大切ですね💡


次回は、「朝ごはんと体内時計の関係⏰」について一緒に見ていきたいと思います!
「朝ごはん食べた方が体が整う」って本当?時間栄養学の視点から少しずつ深掘りしていきますね😊

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