病院栄養士の考えるダイエット🔰3歩目

栄養コラム風

1歩目2歩目ではダイエットが本当に必要なのか、始める場合にはまずは現状把握からを書きました。今回はどれくらいのエネルギー量が必要なのか計算の仕方を一緒に考えていきたいと思います。

あくまでも一例として155cm67Kg35歳女性として下記の式一覧でエネルギー必要量を求めてみたいと思います。
今回は計算例が多く少し分かりにくいかもしれませんがご了承ください🥺

①ハリスベネディクトの式
病院で栄養管理のための計算をする際に使用することが多い計算式のひとつです!!
式がとても細かいのでその説明は省略させていただき…基礎代謝量(Casio)こちらのサイトで簡易に計算できるようです。約1396kcalが基礎代謝(生命維持に必要な最低限のエネルギー量)として計算されました。
一般的に仕事に従事している活動量の方だと×1.5をし2094kcalが1日の必要量になります。

標準体重(BMI22)を用いた簡易式(個人的にはこれが簡易的でみなさんも計算しやすいと思います)
まず標準体重を求めるために1.55×1.55×22(身長×身長×22)となり、約52.9Kgとなります。
活動量によって、低い25~30(デスクワーク)、適度30~35(農業などの立ち仕事)、高い35~(土木業など)を標準体重に乗じます。よほど活動量が多くなければ25~30の間を使用すれば問題ないと思います。
適度な活動量の方ですと標準体重52.9Kg×30=1587kcalが1日の目安量になります。

③日本人の食事摂取基準2020を引用する
ここは計算ではなく国が提示している一般的な必要エネルギー量となります。
日本人の食事摂取基準2020エネルギー(厚生労働省)リンク先は確認できるPDFデータですがボリュームが多いので下記画像を確認してみてください。

今回の例で示した35歳女性だと2050kcalが目安となっています。

ここまで長い文章を読んでいただきありがとうございます。
もしかしたら「結局どの計算式が正しいの?」疑問に思った方もいるかもしれません。
僕もそうおもいます…😇計算だけで言えば一番しやすい②でいいのではないかなと思います。

これらの計算はあくまでもダイエットスタート時の目安量。 ダイエットの進行中は、体重や体調の変化を見ながら調整することが大切です。 大事なのは、「今より少しでも改善を目指すこと」。
計算結果より多かったとしても、例えば2800kcalを摂取していた方が2400kcalに減らすだけでも大きな一歩です✨
無理なく続けられる範囲で、目標達成に向けて進めていきましょう😊✨

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